〜転出超過数7,919人、全国最多。特に若い世代の県外流出の課題に対し、ポップカルチャーのポテンシャルと待遇改革で「静岡にいながら、世界を相手に挑戦できる仕事」をつくる〜
当社は、本日開催いたしました「駿河屋 事業戦略発表会」において、静岡県をアニメ・コミック・ゲーム・エンターテインメント(ACGE)のグローバル拠点へと変革する戦略ビジョン「UPDATE SHIZUOKA 駿河屋が貢献するオシノミクス」を発表いたしました。
これに伴い、2030年に向けて静岡を起点に世界へ挑戦するグローバル推進メンバー500名の採用を宣言するとともに、若年層の県内定着と働きがい向上を目指した待遇革新(高卒含む新卒初任給30万円への引き上げ・奨学金返還支援制度の導入)の開始をお知らせいたします。
■ サマリー
① 地域課題と可能性
静岡県の人口流出課題(2025年 日本人転出超過数7,919人・全国最多)に対し、世界で急成長するACGE産業(アニメ海外市場2.17兆円・コンテンツ海外輸出5.8兆円)を牽引力として地元に世界水準の雇用を創出。
② 500名採用&待遇革新宣言
2030年までに検品・鑑定プロフェッショナル、カスタマーサポート、国際物流スタッフなど500名を採用。若者の社会人スタートダッシュを支援するため、高卒含む新卒初任給30万円、ならびに奨学金返還支援制度(3年累計最大184万円支給)を導入。
③ 共創パートナーの募集
行政・教育機関・金融機関・地域企業・メディア等と連携し、「若者定着モデルの共同設計」「推し活ツーリズム」「コンテンツコラボレーション」を推進するパートナーを広く募集。
■ 宣言の背景:静岡県の危機と、ACGE産業が持つ巨大な可能性
現在、静岡県においては若年層や女性を中心に県外への人口流出が深刻化しており、2025年の日本人転出超過数は7,919人(全国最多)を記録しました。若年層の県外流出が続く背景には、地元で将来のキャリアを描ける魅力的な雇用機会が不足しているという課題があると、駿河屋は考えています。
一方で、静岡県はプラモデル出荷額全国シェア86.8%(2023年)を誇る世界的集積地であり、県内各地にアニメのモデル地が存在する日本屈指の「ポップカルチャーの聖地」です。
また、日本のコンテンツ海外市場規模は2023年に約5.8兆円に達し、2024年にはアニメ産業の海外市場(2.17兆円)が国内市場(1.67兆円)を逆転するなど、日本の新たな成長産業として存在感を高めています。国も2033年までにコンテンツ海外市場20兆円を目指す国策を掲げており、静岡が持つコンテンツ資源は世界から絶大な熱視線を注がれています。
■ 駿河屋が実現する「3つの約束」と具体的な取り組み
駿河屋は「すべてのモノが『文化』としてリスペクトされ循環する世界を創る(PRE:LOVED)」という理念のもと、以下の「3本の柱」により地域経済とグローバル成長を融合させます。
1. 【推し活ツーリズム推進】「駿河屋 本店」の聖地化と体験型交流拠点化
「見る・遊ぶ・買う」が揃った体験型旗艦店「駿河屋 本店(静岡県静岡市)」を中心に、越境ECでファンになった海外客を静岡のリアル店舗へと引き込むOMO(Online Merges with Offline)戦略を展開します。国ごとに異なる人気コンテンツ需要を捉えることで、特定の国に依存しない持続可能な「推し活ツーリズム」を確立し、商店街や地域観光への周遊・回遊を創出します。それにより、静岡に魅力を感じる県外層を拡大します。

2. 【人材育成・雇用創出】2030年までに500名採用&待遇革新
第二創業を推進する「最強チーム」を結成するため、2030年までに計500名のグローバル推進メンバーを採用いたします。「日本の文化を世界へ繋ぐプロフェッショナル」として育成します。
募集職種(例)
検品・真贋鑑定プロフェッショナル:27年の目利きノウハウを継承し、駿河屋を通じて世界市場に届ける商品の信頼を担保する職種。
グローバルオペレーション・カスタマーサクセス:日本国内だけでなく、グローバルのお客さまに満足していただけるようなオペレーション、顧客対応を実現する職種。
そのため、静岡で働く人材を支援するさまざまな取り組みを進めてまいります。以下はその一例です。
>高卒含む新卒初任給30万円へ大幅引き上げ
>奨学金返還支援制度: 奨学金返還額に応じた手当を会社が支給。制度対象外の社員にも同額のスキルアップ手当を支給し、若年層の経済的負担を軽減

3. 【グローバル展開】世界と静岡をつなぐ流通基盤の構築
株式会社メルカリとの提携により、グローバルOMOを推進。世界中どこからでも日本のコンテンツにアクセスできる状態の構築を急ピッチで進め、駿河屋の商品を世界中のファンへ届けるとともに、静岡へのさらなる注目を集めます。
■ 登壇者・関係者からのコメント

株式会社駿河屋 代表取締役社長 杉山 綱重
静岡で生まれ、地域の皆様に支えられて創業28年を迎えた駿河屋は、今第二創業へと挑みます。若者の人口流出が全国最多という静岡の危機に対し、私たちができる唯一の恩返しは、東京以上に魅力的で『世界を相手に誇り高く働ける企業』をこの地に作ることです。 3,000万件のデータと27年の真贋鑑定のノウハウは、静岡だからこそ生まれた世界市場で戦うための大きなアセットです。2030年までに500名の仲間を迎え、最高水準の環境で共に『すべてのモノが文化として循環する世界』を創ってまいります。今日は始まりにすぎません。行政、教育機関、企業の皆様、一緒に静岡を日本で最も熱い地域にしましょう!
静岡県知事 鈴木 康友 氏
推し活ツーリズムの推進、クリエイティブ人材の育成、コンテンツ産業の振興を柱とする「しずおかオシノミクス3本の矢」を官民一体で進めることで、県民のさらなる雇用の創出、所得の充実が期待されます。皆様とともに、オール静岡でコンテンツ産業を盛り上げていきましょう!
静岡市長 難波 喬司 氏
若者の人口流出を食い止めることは、静岡市にとって重要な課題であり、そのような中、今回駿河屋様が打ち出された戦略ビジョン「UPDATE SHIZUOKA with SURUGA-YA 2030」は、若者にとって働きがいのある魅力的な職場の創出につながるものであり、市としても大変心強く思います。
静岡市としましても、駿河屋様の取組を支援するとともに、若者の関心が高いデジタルコンテンツ関連企業の誘致や、漫画やアニメなどのキャラクターとの親和性の高い模型産業とも連携したコンテンツ産業振興などを通じて更なる雇用創出や地域経済の発展につなげていきます。
■ パートナー企業・自治体・教育機関の募集
駿河屋は、一社単独ではなく地域全体で持続可能な「静岡モデル」を築くため、本日より以下の共創パートナーの募集を開始いたします。ご興味がある企業さまがございましたら、ぜひ情報交換させてください。
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出典:総務省「住民基本台帳人口移動報告 2025年結果」
出典:一般社団法人日本動画協会「アニメ産業レポート2025」
出典:経済産業省「通商白書2025」
出典:経済産業省「エンタメ・クリエイティブ産業戦略2026」
出典:静岡県「データでみる静岡県の地場産業」